一般的に「こだわり」と聞くと、「執着」や「頑固」というのように
あまりいい意味で捉えてはもらえないイメージです。
ですが、
「シェフのこだわり」と聞くと、
マイナスではなく、プラスのイメージに捉えることができます。
家づくりで一番こだわった場所
10年以上前に、家を建てました。
私の職業を知っている方たちから、
「家づくりにこだわっていそう」と、言われることがよくあります。
私は家族の中では、こだわりが多い方だと思っています。
家づくりで一番こだわったことは、やはり照明。
キッチンなど設備関係は、夫が詳しいのでお任せでした。
キッチンやお風呂などはショールームに行くこともなく、
カタログでサクッと決定。
キッチンには3口IHが入っていますが、それも夫の希望です。(注:夫はまったく料理はしません)
まったく料理をしない夫の「IHはトリプルワイドがええ」という質問に
「なんでもいいよ」と答える私。
結局、私は料理好きでも料理上手でもないため、3つものIHはまったく使いこなせていませんが、、。
家づくりで、1番悩み、こだわったことは、
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ダウンライトの直径
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です。
ダウンライトの直径で雰囲気が変わる
照明のデザインは、建具やカーテンレールなどにも合わせるし、
直感的に『コレ‼︎』と、なるので早く決まりました。
ですが、最後の最後まで悩んだのが、ダウンライトの直径です。
悩んだ理由は2つあります。
①ダウンライトの大きさにより天井での存在感が変わるため。
②光の広がり方が違うため。
そんな天井ばかり見ないだろう!と思われることも多いのですが、
職業柄、天井に意識が行くことが多いので、ここは譲れないポイントでした。
「こだわり」は、選び抜くこと
ダウンライトの大きさの決定した理由は、
家の中で何をメインにするか、ということです。
我が家の空間のポイントは、「壁付照明」。
壁付け照明をより際立たせるためには、、、と考え
リビングには光の広がりを重視し、大きい少し直径のものを選び、
それ以外はダウンライトの存在感をなくすことを重視しました。
ダウンライトの直径にこだわることに、共感してもらえることはほとんどありませんが、
『どうしてこれを選ぶのか。』
という理由がきちんとあると、こだわりではなく、「選び抜く」という言葉が合うように感じます。
「空間をトータルで考え、ダウンライトを選び抜く」というのは、
‟わたしらしい家づくり”になりました。