
灯りから、暮らしと人生が変わりはじめる。
かつての私は、転勤族のため、「引っ越しやすさ」を最優先にしていました。
選ぶ基準は、本当に好きなものよりも、使い回せるもの、手放しても惜しくないもの。
どこかずっと、仮の暮らしをしているような感覚がありました。
そんな日々の中で、私を支えてくれたのが、一台のフロアランプでした。
知らない土地でのワンオペ育児。
天井の照明を消し、その灯りで過ごす時間は、ホッとするひとときでした。
子育てをしていると、おもちゃや絵本、教材が散乱する毎日。
思い描いた「おしゃれな部屋」とは程遠い状態に、がっかりすることもありました。
整った部屋も、灯りや季節のしつらえを楽しむ心地よさも、どちらも諦めたくない。
その間で、試行錯誤を続けてきました。
今でもリビングには、ときどき息子が脱いだ靴下が落ちています。
以前の私ならイライラしていたけれど、
今は「まあ、3日くらい放置してもいいか」と笑えるようになりました。
部屋が整っていることと、心地よさは、必ずしも一致しません。
灯りを変えるだけで、空間の印象はやわらぎ、気持ちに余白が生まれる。
少しくらい散らかっていても、「まあいいか」と、そのままを受け入れられるようになりました。
SNSや雑誌にあるものが、正解とは限りません。
「自分の家だから、自分の好きなものを選べばいい。」
完璧であることよりも、その空間とそこで過ごす自分が
好きでいられることの方が大切だと考えるようになりました。
照明を変えることは、ただの模様替えではありません。
自分らしく生きるため、人生のクオリティを上げてくれる一番身近な方法です。
誰かの基準ではなく、あなたの暮らしに寄り添う、心地よい灯りを一緒に見つけていきます。




