ずっと実物が見たいと思い続けて数年、ついに2024年4月13日~21日京都で個展が開催!
作家の飛松さんが個展在廊日に行ってきました。
作品との出会い
飛松灯器さんの作品に出会ったのは、フリーランスとして活動してからのことです。
Instagramのおすすめか、HPで検索したのかは覚えてないのですが、作品を画面越しに見てすぐにInstagramをフォローした記憶があります。
飛松灯器さんの作品は白磁。
磁器を通して感じる光は、他では真似できない温かみや柔らかさがあるんですが、作品の写真から一目で磁器というのが伝わってきました。
個展を海外でも定期的にされていて、すごい方なんだ!という印象を持っています。
関東や九州での個展は多いのですが、関西ではまったく開催されていなくて、
関西は取扱店も少なく、行きたいけどなかなか行けない・・・という状況でした。
どれほど見たかったかというと、2023年1月のInstagramの投稿に、「2023年見たい照明5選」に飛松灯器さんの商品を上げさせていただいていました。
今度東京に行く予定は、スタジオ(工房)で注文できる日に合わせようと思っていたほどです。
こだわりと照明の話
個展の開催でご本人もギャラリーへ在廊されるとのことだったので、勇気を出して在廊日にお伺いしました。
こう見えて作家さんにお会いする勇気がなく、これまで別の方の個展では、
敢えて作家さんの在廊日を避けるタイプなのですが、
それではやりたいことに近づけないと一歩踏み出すことを意識するようになりました。
照明の仕事をしていることをお伝えし、日本の現状の照明の位置づけやそれを変えていきたいという思いなどをお話させていただきましたが、共通の思いも多くあり、嬉しくなりました。
ただ、天井からまっすぐにペンダントライトを吊るすのではなく、ピアノ線を使い引っ張ることで、照明のコードも存在感があります。
ピアノ線のアイデアを思いついたときは「これだ!」と思われたそうです。
複数のペンダントライトが左右から同じ角度、同じ長さで吊り下げられているのは芸術的で、
照明の作品を見たというよりも、照明を使った空間の作品をみたという感覚に近いです。
テーブル面の明るさも確保できるよう、ペンダントライトの下が全面開いているもの、半分開いているハーフオープンデザインもあり実用性も間違いありません。
納期は2~3か月後
実はこの日は買わずに帰ろうと思い、個展へ向かったのですが、実物を見るとダメでした。
ずっと実物を見たいと思っていた作品を目の前にして、それを作った作家さんとお話をさせていただき、
作家さんのお顔を拝見しながら購入できることって、すごく贅沢だと思っています。
この贅沢を味わおうと1つ購入することにしました。
商品はランプシェード(磁器の傘になる部分)だけでなく
ソケット、引掛けシーリング、コード、コード長さとすべて選べ、セミオーダーの感覚になりました。
私が選んだデザインはこちら。
このデザインを選んだ理由はベッド横で使用するため、下部が開いていないものがよかったのと、下部の細いデザインがたまらなく好みでした。
これをベッドに寝ころんで、下から眺められるって最高です!
引掛けシーリングにコンセントをつけ、電源はコンセントから取りたい
とお伝えし、ソケットと引掛けシーリングはブラック、コードはシルバー、コード長さは3mで注文しました。
引掛けシーリングにコンセントをつける部品はこちら
シェード、ソケット、コードの組み合わせが王道ではないらしく、飛松さんとスタッフの方が「意外なところを行きますね~」とおっしゃってくださり、嬉しくなりました。
広めるのが私の役目
照明に少しこだわると、みんなルイスポールセンを選びがちになるというのは、ずっと感じています。
ルイスポールセンの商品はもちろんいい。
ですが、他にもデザイン、光の質感など優れたものはたくさんあります。
どの業界でも言えますが、日本の技術は宝です。
飛松さんは作り手さんとして、照明の世界を変えていく方。
そして、その作品をどんな風にインテリアや暮らしに取り入れていくかを伝えていくことは
私の仕事だと改めて感じました。
何より、こんなに素晴らしい作品があることをもっと多くの方に知っていただきたいです。
興味関心を少しでも持っていただき、電気工事が必要とか、引掛けシーリングがないとか、
やり方次第で設置できることなど、これから発信していきます。