お子様の成長に伴い、部屋の使い方や使う人が変わるという方も多いですよね。
照明は「部屋の用途」により、必要な明るさが異なります。
また、心地いい灯りも「使う人」により、人それぞれ。
今回は子ども部屋・照明提案のご依頼でした。
ヒアリングで外せない条件を見つける
これまでは、「遊ぶため」の子ども部屋。
小学生になり、勉強をしたり、ベッドも購入し、
子ども達だけで寝れる準備ができたけれど、暗くて困っているとのご相談でした。
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遊ぶためには問題なかった照明ですが、勉強になると明るさが足りないということはよくある話。
小学生以降で照明を買い替えるなら、長く使えるデザインや機能にしたいというのが親心ですよね。
私自身も大学生と中学生の母ですので、小学生以降の子どもの成長は、幼少期とはまた違う早さを感じています。
今回のクライアント様である、娘さんたちに気に入るデザインであるというのは大前提のもと、
「成長期に対応でき、かつ安全である」
これらを叶える照明提案をしました。
成長期に対応する“あかり”とは
子どもが部屋を小学生~大学生まで使うとなると、部屋に置く物や行動も変わってきます。
例えば、、、
お気に入りのものが、文房具からメイク用品に変わったり、
きょうだいでゲームをする時間が、音楽を聴く時間に変わったり。
それに対応できるよう、『スマート電球』という、”明るさと光の色が自由に調整できる電球”をご提案しました。
これについてはまた後日詳しく。
「子どもには明るい部屋いい」という、大人の思い込みはありませんか。
学習の時間以外は、明るくなくていいと感じている子も珍しくありません。
子ども部屋の照明を決めるときは、どういう色の灯りが好きか
いろんな光の色を体験した上で、
その部屋を使用するお子さまにぜひ聞いてほしいと思います。
光の色やデザインなど、「こういうのが好きだったの?」と思うことがあるかもしれませんよ。(経験あり)
子ども部屋での安全性
今回のお部屋の写真を拝見したときの第一印象。
それは照明と2段ベッド上段との距離が近かったことです。
何かの拍子に頭にあたっても痛くないように、
地震で床に落ちた場合にも危険の少ない物をと、布製のシェード選びました。
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地震で一番危険が少ない照明は、シーリングライトです。
ですが、私に依頼をしてくださるということは、
電器屋さんで売っているシーリングライトはNGだと受け取っています。
ペンダントライトのコードを短くし、シーリングライトのように使用する方法をご提案しました。
自分で選ぶセミオーダー
布シェードで探していた時、
自分で選んだ生地をシェードにしてくれるお店を見つけました。
それが、偶然にもお客様のご自宅の近く!
娘さんたちは、日頃から洋服を選んだり、ランドセル選びも楽しまれたとのこと。
「自分で選ぶ」ということが好きなお子様と思ったので、こちらのお店をご紹介しました。
すると、部屋を使う小学生姉妹2人で相談して、生地を決められたそうです。
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自分たちで決めた布でつくるセミオーダーのライトに特別感を感じてもらえ、大変ご満足いただけました。
おすすめした、もう1つの理由
今回、デザイン性と安全性以外に、このペンダントライトをご提案したもう1つ理由があります。
それは、上下が開いているということです。
部屋に2段ベッドや背の高い家具があると、どうしても圧迫感のある空間になってしまいます。
「狭いな」とか、「広くしたいな」と思うときなど、
部屋に開放感をつくるには、天井を明るくすることがマスト!
天井にペタッとつけるシーリングライトは、部屋がすっきりとしますが、
開放感を作り出す効果はありません。
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このペンダントライトは上部も開いているので、天井を照らし、開放感を与えてくれます。
他にも天井を照らすことで、部屋全体を優しく明るく照らすことができます。
さらにスマート電球をですので、調光でほんのり明るくすると、
間接照明のような空間も楽しんでいただくことができますよ。
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子ども部屋の“あかり”を大切にしてほしい
「とりあえず」とか「安いのでいいです」と片付けられてしまう子ども部屋のあかり。
『自分で選ぶこと』に興味があるお子様には、洋服や文房具を自分で選ぶように、
照明も自分で選ぶ機会を作ってほしいなと思います。
それをきっかけに、部屋を片付けるようになったり、
1人で眠れるようになったり、学習意欲に繋がったり、、、
どんなものでも、自分で選んだお気に入りのものがあると嬉しく感じるのは、大人も子どもも同じです。
実際に、今回の小学生姉妹はデザインやスマート電球の機能を気に入り、
自分たちで消灯してベッドに入るようになったそうです。
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