今月もご覧いただきありがとうございます。
今回は、私自身が日々の中で感じた
「暮らしの豊かさ」についてお話ししたいと思います。
テーブルランプは特別な人のもの?
雑誌やSNSで紹介されている素敵なインテリア。
そこには必ずといっていいほど、
テーブルランプやフロアランプが置かれています。
けれど、それを見て
「広い家だからできること」
「時間や経済的な余裕がある人のもの」
そんなふうに感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
実際には、ランプはもっと身近な存在です。
気になったその日から取り入れられ、
ひとつ置くだけで部屋の空気がふっとやわらかくなる。
それほど大きな変化をもたらすアイテムです。

花のある暮らしから学んだこと
私自身も
「もう少し片づいてから」
「忙しさが落ち着いたら」
と、居心地のよい暮らしを後回しにしてしまうことがあります。
けれど本当の意味での“ゆとり”や“豊かさ”は、
何かが整ってからやってくるものではなく、
小さくても
自分のために動くことで少しずつ生まれるものなのだと
感じた出来事がありました。
私は以前から「花のある暮らし」に憧れていました。
けれど観葉植物を何度も枯らしてしまった経験があります。
生花はさらに手がかかるものだと思い、
水替えの手間や花を買うことを考えると
「自分には向いていない」
「花は余裕のある人のもの」
と、勝手にハードルを上げていたのです。

昨年の秋、撮影のために玄関へ花を飾りました。
玄関ドアを開けるたびに目に入るお花がとても愛らしく
想像以上に心を和ませてくれました。
水替えの手間も思ったほど大変ではなく、
むしろ水を替える時間が
やさしい満足感をもたらしてくれていることに気づいたのです。
小さな一歩を踏み出したことで、
暮らしの質が確実に変わりました。
灯りも、同じです
この体験は、
テーブルランプやフロアランプの灯りととても似ています。
灯りは、空間の印象を変えるだけでなく、
私たちの気持ちにも静かに働きかけます。
明るすぎる光から、
あたたかい光に変えるだけで
気持ちがすっと落ち着いたり、
夜の時間が楽しみになったりするのです。

忙しい日々だからこそ、整える価値がある
忙しい日々だからこそ、
毎日を過ごす「家」の環境を整えることに
価値があるのではないでしょうか。
照明は単なる明かりをとる道具ではなく、
毎日を少しずつ整えていく、
パートナーのような存在になってくれるはずです。

「暮らしにゆとりが欲しい」
そう感じたら、
まずは一番長く過ごす場所の灯りを見直してみてください。
リビングのいつもの席。
読書をするソファの横。
ベッドサイド。
そこに一灯、
あたたかな光を加えるだけで空間の質は変わります。
豊かな暮らしは、
特別な準備が整ってから始まるものではありません。
「やってみた」という小さな行動から
始まっていきます。


